上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
2021年05月2日
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)はこんな状態
・物を持つと肘が痛くなる
・パソコンでキーボードを使うと肘が痛くなる
・子供を抱っこすると肘が痛くなる
・タオルを絞ると肘が痛くなる
テニス肘ともいわれる上腕骨外側上顆炎。もちろんテニスで痛めて不調が出ることも多いですが実は家事やデスクワークでの手首や指をよく使う人が多くは来院されます。
今回は上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の肘の起こっている状況や検査方法、当院での治療方法を説明していきますね。
肘ではこんなことが起こっている
炎症が出て痛む場所が肘の上腕外側上顆(じょうわんこつがいそくじょうか)という部分です。そこには短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)とう筋肉が引っ付いています。難しい専門用語が出ていますがイラストではコチラ
この筋肉は手首や指を伸ばすときに使われる筋肉です。なので家事、育児、デスクワークでかなり使っている部分になっています。それによりこの筋肉が硬くなり柔軟性を失ってしまいこの筋肉が引っ付いている上腕骨外側上顆が引っ張られ続けることによりストレスがかかり炎症が出ているということが起こっているのです。
安静にすると良くなるのですが、家事や仕事をすぐに休むことはできませんよね?そのことから症状が長引きやすい傾向にあります。
検査方法
検査はいろいろあるのですが1人で手軽にできるのがチェアテスト(椅子の持ち上げ)です。
肘を伸ばしたまま上から椅子を持ち上げます(重さがあれば椅子でなくてもいい)この時に肘の外側に痛みが出るようであれば上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の疑いがあります。無理のない範囲でやってくださいね。
当院での施術法
まずはハイボルテージ(特殊電気施術)で炎症を抑え、さらに短橈側手根伸筋の柔軟性を取り戻し痛みを抑えていくことを行っていきます。ただこれだけでは再発することも多く負担がかかり続く状況が身体にあると繰り返し痛みが出てきます。首、肩、肩甲骨回りの筋肉のつながりも診ていく必要もあります。足やお尻も診ることもあります。
・姿勢の悪さ
・悪い身体の使い方
・身体の歪み
によって身体に悪い状況が続きます。症状はいきなりですが筋疲労などが蓄積されることによって上腕骨外側上顆炎(テニス肘)が起こってきます。なので身体の使い方、ストレッチなどのセルフケアを見直し根本的に改善していくことが必要になってきます。
長引く前にしっかりケアしていきましょう!
TEL:059-253-5119